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淀屋橋駅にいたおばあちゃん

最近、淀屋橋駅を通ってふと思った。
おばあちゃんがいない。
淀屋橋駅には10年前ぐらいからホームレスのおばあちゃんがいた。
昔は京阪電車御堂筋線の連絡通路広場にずっと居たが
ここ数年は階段を上がったところでひっそりと毛布にくるまって
ずっと居た。


10年前ぐらいのおばあちゃんはまだ元気だったのか
ちょっと小汚い感じだったけど、靴とか着ている服は
それなりに綺麗なものを着ていて
ホームレスだけどそれなりに気を使っているんだなと
感じていた。
それなりに地下を歩きまわっているのを見かけたものだ。
それがここ最近は着ているものも大分汚れていて、随分と弱った感じがし、
いつ見かけてもずっと寝ていたので気にはなっていたのだが
とうとう見かけなくなってしまった。


どうやって生きていたのかはわからない。
ある日、孫を連れたおばあさんが孫にパンを持たせて
おばあちゃんに渡させていたのがとても印象に残った。
心配している人が少なからず居たのだろう。


数カ月前、本町でよく見かけたホームレスの爺さんがの路上で寝っ転がっていた。
昼間っから寝れて羨ましいと思っていたが
帰りしなに警察と救急車が来ていた。
その爺さんはもう見かけない。
施設に入所できたのか、死んだのかわからない。


都会には歳を取ったホームレスをよく見かける。
多分、市に申請すれば生活保護がもらえるだろうけど
それを知らないのか、束縛されるのが嫌なのかは
わからない。
怒られるだろうが
ただ、その人達を見るたびになんとも言えない気持ちになるが
なんともできないこともあるとある意味教えられている気がする。