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日本の昔ばなしが結構、酷な話でシーズンが終わった話

日曜日の朝にテレビ点けたらたまたまやってた「ふるさとめぐり 日本の昔ばなし」
www.tv-tokyo.co.jp
ある年代以上の人には懐かしいと思うが坊やー良い子だねんねしなー♪のあの日本昔話のリニューアルバージョンかなー?
懐かしいなーと思ってたら何か雰囲気が違う。どうやら違うものだ。よく見ると系列がテレビ東京だし。
本家は毎日放送である。なら、パクリか。まぁ、パクリでもいいや。久々に見るあの感じは
大人になった今では懐かしく微笑ましいものを見る感じでなんだかいいものである。
と思っていたら、番組データ欄に終の文字。年度末のこの時期。視聴率が稼げずに番組再編の波に飲まれて
終わってしまうのだろう。かわいそうに、最後ぐらい見てみようということで
見ていたのだが、最後の話が結構残酷でなぜそれを選んだ、テレ東よ。

話は安珍清姫

最後の話は和歌山県の伝説。かの今昔物語集古事記にも出てくる話なので
それはもう出典は立派なお話である。
が、内容がどうなのよという話。
要約するとイケメン僧侶に一目惚れしたお姫さんがもっと一緒にいたい(本家では姫さんが夜這いを掛けてやっちゃってるらしい。)
と迫るのだが僧侶が真面目なので帰りに寄るからという嘘をついて出ていったけど一向に帰ってこずに嘘に気づいて憎悪で姫さんが蛇になって
最後は鐘に隠れた僧侶を火で蒸し焼きにして殺すという話。

もっとほのぼのなもので終われなかったのか

これ、言ってしまうと女の執念で男追い詰めて殺しちゃう話なんですけど、最後、蒸し焼きにして殺す話とかを
子供向けのしかもシーズン最終話にするってもっと他になかったの?と突っ込みたくなる。
最後の蒸し焼きは残酷と思われたのか、表現はぼやかされて、ナレーションはなく、
鐘が赤くなって若干燃えているような表現に抑えられて僧侶が姫に抱かれて天に登っていくシーンで
死んだと表現したようですが、そんな事するならもうちょっといい話があるでしょと。

これ見て子供はどう思う?

大人の自分が見ても女の執念こえー。いや、でも男も責任とってないしそりゃ恨まれるか?とか思うわけですが、これ子供見てたらなんて思ってるんだろ。
というか、理解できないんじゃないのかな?あ、でも、嘘で言い逃れしたらダメですよとか取ってくれるのかな。
うん、大人になったら本当その言い逃れは大変なことになるからダメだよね。最近国会も。。。ごほん。
こんな大人になちゃダメよーかな?

元々は悪女の話し?

さらにちょっと面白くなって調べてみると元々は紀伊国牟婁郡悪女という悪女の話のようで(解釈間違ってたらすみません)
仏教説話集の一つの話だったよう。
もともと、清姫は出てこなかったけど能や歌舞伎とか色々話が広がっていくと後世に姫に変えられたそうな。
その方が見た目いいからかな?

日本昔話って意外とこういう話多い

昔話ってこういう残酷でバッドエンドな話多いので
あえて選んだのかな?いちばん有名なバッドエンドが浦島太郎?
あんなお土産持たすなって話ですよ。ほんと。
なんだかんだと面白い話が見れました。
早起きしてみるもんですね。
と思ってたら、来週から「ふるさとめぐり 日本の昔ばなしセレクション」がやるそうで。
セレクションいる?(笑)