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ロンドンの高層マンション火災について調べてみた

ロンドンの高層マンション火災。
恐ろしいことになっていますね。

最初テレビ見たときはなんだか映画みたいでなんだか現実離れした映像でした。
そもそもビルが丸々一つ燃えるなんて戦争でもない限りなさそうと思いますし
ビルって燃えないものと思っていたので余計に現実離れした映像に見えたんでしょうね。
それでも現実は現実で、とても悲しいできことです。母親が赤ちゃんを助けるために
10階から投げたとの話を聞いたときは絶句するしかありませんでした。(噂では赤ちゃんは助かったそうですが。)
少しでも助かった人が多い事を祈り、亡くなった方にはご冥福をお祈りします。

原因は何だったのか。

煙突効果

参照記事に詳しく書いてありますが古い外壁の外側にポリスチレンのパネルを当てて外壁を覆っていたようです。
この外壁とパネルの間は隙間があってこれが煙突の役割を果たして一気に燃え広がったとのこと。
また、このポリスチレンは難燃加工がしてあったとしても元々は燃える性質があるので
ある程度の温度になったら一気に燃え広がったと考えられるのは容易に想像がつきます。

スプリンクラーがない

日本ではビルにスプリンクラーがないとはあんまり考えられないですが
イギリスの高層マンションでは珍しくはないとのこと。
理由は設置には莫大な金額がかかるとかで、数千万から1億数千万ぐらいかかることもあるとかで
なかなか設置が進まないとか。
また、外壁が燃えているので関係ないと一部の関係者が言っているそうですが
中の温度が下がれば助かる命もあったと思うのは素人考えなのでしょうか。

周りの道路が狭い

これはあまり言われていないのですが少し気になって場所を見てみたのですが周りがとても狭いです。
今回、火災にあったロンドンのマンションはグレンフェル・タワー(英名:Grenfell Tower)の場所を見てみました。
なお、こちらになります。

地図にするとよく分かるのですが道が一本つながっているだけで周りに大型の消防車が来れる広さがあるとは思えません。
もしかしたら、燃え広がった一因とかもしれないです。


燃えたマンションの全景
https://goo.gl/maps/4FEaYeTYPPQ2

その他

今回のタワー火災でも共用部分においてあったゴミが燃えたという噂もあります。
原因の究明は行方不明者が探し終わってからでしょうし、何週間か先になるでしょうが
それでも、この教訓が生かされるといいですね。

日本は大丈夫?

なお、日本の場合は法令で高層マンション等の建築物は法令でスプリンクラー設置が義務付けられているようです。
また、外壁も難燃性ですし、防火基準はとても厳しいものが適用されています。
実際に日本で起きている火災で高層タワーで起きた火災の焼失面積はとても低いそうです。
元々日本は、木の家が多かったので防火基準を高くしなければならない国ですし
ホテルニュージャパン火災や千日デパート火災、古くは明暦の大火などなど火事大国と言っても過言ではないと思うので
防火基準が厳しくなることもうなずけます。
それでも、火災には気をつけるに越したことはないです。
燃えるときは本当に燃えますもんね。


これを機にイギリスの防火意識が高まり、良い防火基準が策定され
二度とこのようなことが起きなければいいなと思います。


ではでは